ストレインウェーブ経緯台
ストレインウェーブギアは高減速比が得られることから、小型、軽量なマウント設計が可能です。さらに、噛み合い波面にプリロードを掛けることで、バックラッシュを最小化できるだけでなく、同時噛み合い歯数が多いため、回転精度が高く、同時にトルク容量が大きいという特長があります。
軽量、コンパクトな本体設計ながら、搭載重量が大きく、あらたな次元の自動導入経緯台。【搭載重量 14kg / 本体重量 3.7kg の HAZ31】、【搭載重量 20kg / 本体重量 5.6kg の HAZ46】 の 2 モデルを用意しました。
ハイトルクを実現するストレインウェーブギアを両軸に備え、本体の側面と上部のどちら側にも鏡筒を装着できるマルチポジションサドル設計により、重量級の双眼望遠鏡をはじめ、さまざまな形状の鏡筒にフレキシブルに対応します。
マウントの初期設定は、AZ Mount Pro 同様、GPS、方位・角度センサーを組み込んだ “レベル・アンド・ゴー” 機能により、自動導入の準備が簡単に整います。電源を入れると、搭載望遠鏡は自動的にゼロポジション (北向き+天頂) になり、その後、明るい基準星に向きます。あとはその基準星をアイピースの視野中心に矢印キーで入れれば、自動追尾と自動導入の準備完了です。また、最初に表示された基準星が建物等に隠れている場合、BACKキーを押して別の基準星 (月・惑星・太陽を含む) を指定することもできます。
万一、GPS の受信ができない環境でも、Wi-Fi モジュールが内蔵されているため、フリーアプリ iOptron Commander Lite を iPhone、Android スマートフォン/タブレットにダウンロードすれば、お手持ちのスマートフォン/タブレットの日時・緯度・経度を、マウント同梱のハンドコントローラに同期できます。以上の方法で取得したデータは、ハンドコントローラの内蔵ボタン電池で保持されます。
212,000 天体を格納したハンドコントローラは標準装備。自動導入を、簡単に手元操作できます。また、PC から、ASCOM 経由で制御するとも可能です。
※ ダブテールサドルの固定は、画像のレバーではなく、ダイヤル式になりました。
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