推奨する撮影機材 CCDビデオカメラ
『太陽のプロミネンスや彩層面は、どのように撮影すればよいのか?』ダイナミックな太陽姿を観るだけでなく、撮影もしてみたいユーザーからよくいただくお問合せのひとつです。
ここでは白色光による撮影を除き、Hα太陽望遠鏡、Hα太陽フィルターを使って、太陽の彩層面を撮影する方法を、できるだけ簡単に解説します。
まずは、Hα太陽望遠鏡・フィルターは、いずれも「656nm」の水素波長だけを取り出すことで、主に水素波長を放つ太陽の彩層面を観望・撮影する機材であることをご理解ください。したがって、カラー素子を内蔵した一般的なデジタルカメラでは、結果的にHα線を受光できる赤の画素が全体の1/4になってしまうといわれます。そため、カラー素子で撮影した太陽のHα画像はなんとなくボケたような結果になるか、諧調不足でザラザラとした画質になります。
そこで、今現在、Hα太陽像を撮るカメラのうち、最もおすすめのものが、Hα線に感度が高く、PCへの動画取込みにより画像処理が容易なモノクロビデオカメラです。以下、一般的なHα太陽像の撮影方法を解説しますが、撮影結果は、その日の大気の影響で大きく左右され、画像処理の方法も千差万別です。ご自身の工夫と感性に任せ、楽しみながら挑戦してみてください。
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