![]() |
EAGLE コンピューター本体の機能 |
こうした複雑な機材構成で囲まれた撮影鏡筒に、Windows 10/11 Enterprise OS が組み込まれたパワフルな EAGLE コンピューター本体を設置することで、マウントを含む撮影機材全体の電源を EAGLE 本体にまとめ、接続ケーブルを鏡筒周りに集約し、システム全体をより短時間でコンパクトにセットアップできます。さらに、数多くの機材を接続できる USB ポートを配した EAGLE は、安定したデータ転送をハイスピードで実現します。 Windows 10/11 で動く天体撮影ソフトならどれでも EAGLE 内蔵の高速 SSD ディスク (120-2TB) にインストール可能。いずれのソフトも、手元のスマートフォン、タブレット、PC から WiFi またはイーサネット経由で快適に遠隔操作できます。 EAGLE 本体の制御は、本体にインストールした EAGLE Manager (X) で行い、EAGLE に接続した各デバイスの制御は、Windows 10/11 で動作する任意の撮影ソフトか、プリマルーチェラボ社が用意した簡易ソフト PLAY で行います。いずれのソフトも、手元のスマートフォン、タブレット、PC に ”Microsoft Remote Desktop” アプリをセットアップした状態で、WiFi または イーサネットケーブルで遠隔操作を快適に行うことできます。 EAGLE コンピューターシリーズには、超高速データ転送が可能な Thunderbolt 3/4 (EAGLE5 S/PRO)、標高を含む地理データを取得できるGPSセンサーなど、ユーザーニーズに応じた モデル EAGLE LE、EAGLE4、EAGLE5 S、EAGLE5 PRO、EAGLE5 XTM が用意されています。
EAGLE 本体には、高速かつ耐久性に優れ、従来型ハードディスクのような駆動機構の無い SSD ドライブを内蔵。充分な容量 (120-480GB) に撮影画像を保存し、ドライブ内で処理することも可能。さらに、ハイスピード USB 3.0 ポートに差し込んだ 3.0 USB フラッシュドライブ (USBメモリ) に撮影画像を保存し、機材接続ケーブルを脱着することなく、撮影を終えた直後に外部 PC に速やかに移し、その場で画像処理することもできます。本体部品は耐温度域が広く設計されているため撮影中の信頼性が高く、プロセッサから出る熱も少ないため湿度由来の問題も防ぎます。以下、市場で入手できる一般的な Mini PC との性能を比較した実測データです。 EAGLE は外部PC無しで使えるだけでなく、プリセットされたソフトに制限されることもありません。Windows 10/11 Enterprise は Windows 10/11 と 100% 同じですが、Windows 10 Home や他の OEM バージョンのように多くの不要なソフトがインストールされていないため、はるかに高速な OS (電源オン後わずか 20 秒で起動)。撮影セッション中も、より高い安定性を保ちます。CPU とメモリの消費電力も低いため、バッテリーへの負担が少なく、携帯性にも寄与します。
望遠鏡をどの端末からでも遠隔操作できる統合型制御 EAGLE 本体の操作に、キーボードやマウスは必要ありません。EAGLE 本体の操作には、どのスマートフォン (iOS, Android)、タブレット、PC (Windows、Mac OS) でも使える EAGLE 専用のフリーの遠隔操作アプリ Microsoft Remote Desktop が使えるため、EAGLE の WiFi ネットワークを指定して操作します。Microsoft Remote Desktop を立ち上げると EAGLE のデスクトップが表示され、その画面下部から、インストール済の天体ソフトにもアクセスできます。このデスクトップには WiFi でも、リモート観測に好適なイーサネットでも接続することが可能。また、EAGLE の遠隔操作には VNC などのソフトを使わないため、安定したデータ転送を高速に行えます。EAGLE は、他の EAGLE の影響を受けないよう、固有の WiFi ネットワークを生成し、パスワード保護されます。
EAGLE 本体は PLUS ユニバーサルシステムを介してほとんどの形状の鏡筒に搭載できるため、接続ケーブルの長さを最小限に収めます。望遠鏡が天体を追尾中、ケーブルが絡んだり、切断されるトラブルを大幅に回避できます。EAGLE のアルミ枠は切削加工された強固な造り。上部には 鏡筒などを 5kg まで弊架できます。
鏡筒の傾きを測定する傾斜計を内蔵 (EAGLE 5)EAGLE5 シリーズに内蔵された傾斜計は、0.1 度の解像度 (実測平均誤差1度未満) で望遠鏡が地平線に対して傾いている角度を計測します。測定した傾斜情報は、EAGLE Manager X にリアルタイムで表示されます。また、EAGLE 本体は望遠鏡と並列に設置されるため (EAGLES 本体が前後逆に装着された状態でも正しく計測される)、望遠鏡が正しい高度に向いていること、赤道儀マウントの高度が撮影地の緯度に正しくセットされていること、あるいは、経緯台のホームポジションの高度が正しくセットされていること、などを遠隔で確認できます。 望遠鏡の予期せぬ (不要な) 動きを感知する Motion Detector (EAGLE5)撮影中に記録される画像は、ボケた画像もあれば、シャープな画像もあります。断続的な強風や、ケーブルに起因するストレスなどによる力が望遠鏡に加わり、撮影中の修正を余儀なくされることもあります。EAGLE5 に内蔵された Motion Detector (モーションディテクター) はこうした不要な動きを EAGLE Manager X に表示することで、マウントの追尾エラーや GoTo の高速駆動と混同しないようにします。EAGLE が予期せぬ動きを感知すると、PLAY (あるいは、Motion Detector をサポートする他社ソフト) は、最新の取得情報を自動的にリピートすることが可能です。 |
EAGLE コンピューター本体の制御 |
EAGLE 本体の制御は本体にインストールされた EAGLE Manager で行い、手元のスマートフォン、タブレット、PC で快適に遠隔操作できます。 EAGLE Manager (制御ソフト) EAGLE 本体にインストールすることで、スマートフォン、タブレット、PC から EAGLE 本体を遠隔制御することができます。 ◆ 各12V電源出力ポートの有効化/無効化 ◆ 3つの0-12V電源出力ポートの電圧設定 ◆ DARK モード ◆ 4つの USB ポートにつないだデバイスの接続切断 ◆ 消費電力とバッテリー残量のチェック ◆ WiFi 接続の切り替え ◆ 自動電源ルーチンの設定 |
EAGLE に接続した各デバイスの制御 |
EAGLE に接続した各デバイスは、Windows 10 で動作する任意の撮影ソフトか、プリマルーチェラボ社が用意した簡易ソフト PLAY で制御し、手元のスマートフォン、タブレット、PC で快適に遠隔操作できます。 |
EAGLE コンピューターの仕様と価格 |
|||
名称 | 本体重量 | 搭載重量 | 税込価格 |
EAGLE LE、図面 | 1.27kg | 5kg | 132,000円 |
EAGLE4、図面 | 1.27kg | 8kg | 181,500円 |
EAGLE5 S、図面 | 1.25kg | 8kg | 253,000円 |
EAGLE5 PRO、図面 | 1.25kg | 8kg | 324,500円 |
EAGLE5 XTM、図面 | 1.38kg | 8kg | 445,500円 |
標準付属品: 本体、12V シガライタケーブル、クイックガイド (英文) |
EAGLE 用電源ケーブルの仕様と価格 |
|||
名称 | 接続デバイス例 | 画像 | 税込価格 |
円 | |||
※ その他のサイズについては別途お問い合わせください。 |
ご注文方法 |
メール (sales@zizco.jp) またはお電話 (03-5789-2631) でご注文ください。
別途送料が掛かります。 製品の仕様は予告なく変更される場合がございます。 |
株式会社ジズコ
東京都渋谷区恵比寿4-4-2 クレスト恵比寿1101
〒150-0013 Tel 03-5789-2631 Fax 03-5789-2632
Copyright© ; 2006 - 2023 ZIZCO