ビクセン独自の非球面形成技術による高精度な光学系を擁した反射望遠鏡のラインナップです。コンパクトなカタディオプトリック式は大口径でも取り回しがよく、とくに口径100mmクラスは、初めての方に最適な望遠鏡です。神秘的な土星の輪や、迫力ある月面のクレーターに感嘆すること請け合いです。さらに、口径200mmクラスの鏡筒は、天体撮観望や撮影を趣味とする方に、そのよき伴侶となる資質を秘めています。
「鏡筒」とは、星からの微弱な光を集めて拡大像を得るため、“高精度に加工された光学レンズや反射鏡”を収めた筒のこと。いわば、天体望遠鏡の本体ともいえる部分です。ビクセンでは、眼視による天体観測、カメラを用いた天体写真の撮影といったシチュエーションの違いや用途に応じて鏡筒を載せ替えたり、より口径の大きな鏡筒にアップグレードしたりできるように、鏡筒単体も多数ラインナップしています。
共通規格でステップアップに対応
ビクセンの天体望遠鏡架台は、経緯台のポルタII/ミニポルタ/スカイポッド、赤道儀のGP2/GPD2/SX/SXD2において、鏡筒取り付け部には共通規格の「アリミゾ式(規格)」を採用しています。鏡筒をアップグレードしても、架台はそのまま使い続けることもできます。
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ニュートン反射式鏡筒
ニュートンによって発明されて以来、ほとんどその姿を変えることなく天文ファンに使われ続けてきたのがニュートン式反射鏡筒です。天体からの光を放物面の主鏡で集め、副鏡で90度折り曲げて接眼部にみちびく。そのシンプルな構造ゆえに色収差が発生しないのが特長で、視野中心部で捉えた星像のシャープさは何者にも引けをとりません。
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・短焦点反射鏡筒として、自信のロングセラー機
ロングセラーモデルとして好評をいただいているR200SSは、口径200mm、焦点距離800mmの短焦点鏡筒です。眼視での観望はもちろん、オプションの「コマコレクター3 R200SS」を使った直焦点撮影に最適です。
・アルミ蒸着による高精度放物面主鏡
R200SSは、外観こそシンプルな短焦点ニュートン式反射鏡筒ですが、その主鏡にはVC200Lの6次非球面主鏡製造時にも用いられているアルミ蒸着方式による膜厚コントロール技術が使われています。この結果、鏡を研磨して精度を高めるという一般的な鏡面加工に比べ、低コストで極めて高い精度の主鏡を製造することに成功。お求め安い価格ながら、いわゆる名人の手による“銘入り鏡”レベルに迫る、非常に優れた光学性能を発揮します。
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モデル
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R200SS鏡筒
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光学系
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ニュートン反射望遠鏡
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有効径
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焦点距離(F値)
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800mm(F4)
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分解能・極限等級
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集光力
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肉眼の816倍
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ファインダー
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サイズ・重さ
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長さ570mm/外径100mm・4.8kg(本体3.4kg)
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パーツ取付サイズ
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ネジ込み/60mm・42mmTリング用ネジ、
差し込み/31.7mm (*1)
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拡大、直焦、コンパクトデジカメ(コリメート)撮影可 (*2)
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太陽観察
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備考
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*1…50.8mm接眼レンズをご使用の際は、別売オプションパーツが必要です。
*2…別途カメラアダプター等が必要です。
・ ビクセンwebカタログへのリンク
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販売価格
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R200SS鏡筒 税込特価187,000円

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カタディオプトリック式(VMC式)鏡筒
レンズを使う屈折式鏡筒と鏡を使う反射式鏡筒の、それぞれの利点を組み合わせたのがカタディオプトリック式。ビクセンオリジナルのVMC(Vixen original Maksutov Cassegrain)式は、カタディオプトリック式光学系の長所を活かし、大口径ながらコンパクトなボディで、眼視から撮影までに対応する鏡筒です。小口径系列大口径は200mmと260mmの2機種。クリアな視界、特に中心像が非常にシャープなことが特長です。高倍率での惑星眼視観察をはじめ、明るさを活かしたビデオ撮影や微光天体の観察に適しています。

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取り回しやすい、コンパクトな口径200mmVMC鏡筒。特に中心像が非常にシャープなことから、眼視派の方から高い評価をいただいています。また、デジタル一眼カメラとの相性もよく、オプションの「レデューサーVMC」との組み合わせで、星雲星団撮影にも活躍します。
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大口径260mm、焦点距離3000mmで、惑星観察や星雲などの微光天体観察、撮影をするのに適しています。主鏡移動式フォーカス調整機構採用により接眼部が固定されるため、一眼カメラやCCDカメラを取付けての撮影の際も安定します。260mm径鏡筒が見せる、大迫力の宇宙をお楽しみください。
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モデル
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光学系
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有効径
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φ260mm マゼンタコート
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焦点距離(F値)
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分解能・極限等級
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0.58秒 ・ 13.3等星
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集光力
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サイズ・重さ
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長さ510mm/外径232mm・6.8kg(本体5.9kg)
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長さ680mm(合焦ハンドルを含めて720mm)
/外径304mm・12.1kg(本体10kg)
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ファインダー
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パーツ取付サイズ
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ネジ込み/60mm・42mmTリング用ネジ
差し込み/50.8mm(*1)・31.7mm(フリップミラー付)
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プレート、バンド等
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専用大型アタッチメントレール仕様、金属製キャリーハンドル、大型アタッチメント付
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写真撮影
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拡大、直焦、コンパクトデジカメ(コリメート)撮影可(*2)
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太陽観察
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不可
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価 格
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カタディオプトリック式(VISAC式)鏡筒
VISACとは、Vixen Sixthorder Aspherical Catadioptric、文字通り6次非球面の主鏡を採用したカタディオプトリック鏡筒のことです。通常の研磨では形成困難な6次非球面鏡を、反射蒸着膜の膜厚をコントロールするというビクセン独自の技術によって実現しています。「VC200L鏡筒」では、バッフル内に3枚のフィールド補正レンズを内蔵、写野全域にわたってコマ収差・球面収差・像面湾曲を極限まで補正、写野周辺で星像15μmを達成しました。
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・コストパフォーマンスに優れた、最高峰のフォトビジュアル機
写野全域にわたって収差を抑えたVC200Lは、専用の「レデューサー2VC200L」を使用しての散光星雲撮影や、直焦点でのディープスカイ(系外銀河)の撮影に最適です。極めて高精度の天体追尾を実現するSXPやAXD赤道儀との組み合わせにより、VC200Lの性能を最大限に活かした天体写真撮影にぜひチャレンジしてみてください。
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モデル
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VC200L鏡筒
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光学系
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カタディオプトリック(VISAC)式望遠鏡
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有効径
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焦点距離(F値)
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1,800mm(F9)
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分解能・極限等級
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集光力
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肉眼の816倍
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ファインダー
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サイズ・重さ
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長さ600mm/外径232mm・6.9kg(本体6.0kg)
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パーツ取付サイズ
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ネジ込み/60mm・42mmTリング用ネジ、
差し込み/50.8mm (*1)、31.7mm(フリップミラー付)
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拡大、直焦、コンパクトデジカメ(コリメート)撮影可 (*2)
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太陽観察
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備考
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*1…50.8mm接眼レンズをご使用の際は、別売オプションパーツが必要です。
*2…別途カメラアダプター等が必要です。
・ ビクセンwebカタログへのリンク
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販売価格
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VC200L鏡筒 税込特価243,100円

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