CRフォーカサー各部の特徴
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ベアリングとドローチューブ
太ネジで強固に接眼部本体に取り付けられた大型のベアリング。ドローチューブの強力なテンションを受け止めるため、信頼性の高い部品を採用し高精度に加工されています。安価なクレイフォード式では、ベアリング基盤を別パーツとして本体にネジ留めされている例を多く見掛けます。そうした構造(フローティングベアリング)は、ドローチューブの傾斜繰り出し、加重によるたわみにつながります。また、ドローチューブの鏡面仕上げは、滑らかな合焦操作のため、欠かせない処理です。
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合焦軸の構造
合焦軸をドローチューブへ圧着させる基幹パーツにテフロンチップを採用。摩擦抵抗の極めて少ないこの素材は、強力なテンションをかけても良好な合焦フィーリングを保ちます。テフロンチップへの
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ブレーキシステム
左側の合焦ハンドルの基部下方にあるネジを締めることで、合焦軸の回転にブレーキをかけることができます。この方式は、ドローチューブにトルクが加わらないので、ピントロック時の像ズレや、ピント移動が原理的に発生しない「ゼロイメージシフト」を実現します。
* モーターフォーカス仕様は、合焦軸に直結されたモーター出力軸が常時ロック状態にあるので、ブレーキシステムは無効になります。
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2インチスリーブ
ドローチューブ内径は2インチ。固定ネジは120°間隔で3本。真鍮リング圧着式の固定により、わずかなズレも許されないイメージング目的にも最適な仕様です。付属の1.25インチ接眼アダプターも真鍮リング厚着式のクランプ構造です。
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撮影に最適なフォーカスモーターオプション
高分解能(0.00008"/micro half step)ステッパーモーター仕様は、ディープスカイ天体をターゲットにした直接焦点撮影に推奨します。
フォーカスモーターの詳細はこちらのページを参照してください。
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製 品 仕 様
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形式:
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クレイフォード式(フリクション ドライブ、可動部ローラーベアリング支持、フリクション調整メカニズム内蔵)
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ドローチューブ 内径:
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φ2.0インチ(挿入口)、2" - 1.25"接眼アダプター標準付属
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ドローチューブ ストローク:
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2.0インチ
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ドローチューブ作動方式:
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接眼体に接地した4個のローラーベアリングと対向する合焦軸の回転による
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レベル調整メカニズム:
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装備(4点押し引きネジ)
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フリクション調整方式:
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テフロンベースを合焦軸に圧着(圧着トルク調整可能)
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最大引き上げ重量:
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約2.5Kg(標準タイプおよびモーターフォーカス付)
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鏡筒への取り付け:
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15〜40センチまで口径別に用意されたユニバーサルアダプターキットによる
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高さ:
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約37mm(取り付けベースおよびスペーサー未装着時)
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取付面寸法:
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縦:89mm、横:74mm
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ドローチューブ穴径:
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φ58.5mm(ニュートン/ドブソニアンのみ)
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重量:
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フォーカスモーター付:約600g
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材質:
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本体:硬質アルミ合金
駆動軸およびベアリング:硬質ステンレス合金
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外観:
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赤アルマイト処理
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付属品:
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1.25インチ接眼アダプター(真鍮クランプ式、48mmフィルター装着可)
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オプション:
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フォーカスモーター(DCモーターまたは、高分解能ステッパーモーター)、ユニバーサルアダプターキット
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