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■ クランプ操作のいらない優れた操作性ロスマンディー赤道儀の最大の特徴は、両軸のクランプにクラッチ機構を採用していることです。そのため、ハーフクラッチで軽快なフリーストップ架台として操作することができます。クラッチ圧は両軸端のハンドルで調整でき、内部にスラストベアリングを使用しているため、ウォームホイルの回転に負担のかからない構造になっています。通常、赤道儀では必須の「クランプの固定・解除」を不要にした操作感の向上は、まさに劇的と申して過言ではありません。また、クラッチ盤の直径がウォームホイルに匹敵する大きさなので、軸バランスが極端に不均衡でない限り、フリーストップ操作に最適な軸フリクションの状態でも、モーター出力が正確に追尾/駆動速に反映します。もちろん、長時間露光のガイド撮影や、自動導入装置「ジェミニ2」を使った場合でも、クラッチ圧を高めて軸をロックする必要はありません。ジェミニ2のシンクロ機能を利用すれば、自動導入と軽快なフリーストップ操作を両立することさえ可能です。
■ 超々ジュラルミン切削加工による抜群の質感GM8はG11の弟機。共通部品も多く、極軸の仰角方位調整部は両機とも同じ構成です。
GM8
■ ジェミニ2コントロールシステム
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