オライオン ODKシリーズ

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オライオン ODKシリーズ

ODKシリーズのF値は6.8。美しいディープスカイから、高分解能を要求する惑星まで、あらゆるターゲットを絶妙なバランスでとらえるフォトビジュアル鏡筒です。撮影・眼視ともすぐれたカタディオプトリック光学系。ODKとは、「Optimised Dall-Kirkham (最適化されたダルカーカム)」の略称です。この光学系は、大口径機の制作に適しているので、口径50センチ鏡筒(ODK20)まで制作されています。眼視はもとより、デジタルイメージングでも大口径のパワーは圧倒的です。AGに比べ、より長焦点のODKは、その分解能を利して系外銀河の直焦点撮影に特に適しています。

トップ画像は「M77とNGC1055」。ODK12で撮影されたイメージです。これら、ODKシリーズで撮影された素晴らしい天体イメージは、こちらのページでご覧いただけます。


撮影、眼視に関わらず、よい結果を出すには、まず光学系のクォリティーが高いことが第一。そのうえで、安定した精度の高い工作技術からもたらされる信頼性の高い部品で構成されていることが重要です。ODKシリーズには、1/6PVを超える手仕上げのミラーが組み込まれています。斜鏡にもHilux増反射コートが施され、明るさは従来のコーティングに比べ25%も向上しています。すべての主鏡は、オライオン社内のZygo干渉計で検査され、ミラー個別の測定表が添付されます。これらハイクォリティー光学系を、CNC切削加工による信頼性の高い部品がサポートしています。

リアセル:大口径ミラーの保持は、カセグレン光学系では一般的な主鏡センター保持。ODK光学系は鏡間距離が固定なので、主鏡移動式鏡筒のようなミラーのアソビが無く、安定した保持ができます。長時間露光の撮影で、より確実な成果に貢献します。


温度順応:主鏡セル内に3個の冷却ファンを配備。観測開始前に電源をつなげぐことで、筒内気流の主原因であるミラーとバッフルの温度をより速やかにクールダウンすることができます。なお、リアセルにファン開口部があるので、そのままでも背面閉鎖鏡筒


平坦で広い像面領域が要求されるフォトビジュアル性能を実現するため、コレクターレンズ(主鏡バッフルに内蔵)は設計されています。色収差とコマ収差を確実に補正し、ほぼパーフェクトな性能を発揮できるよう球面収差も最適化されています。バックフォーカスも十分で、最新のCCDカメラ+付属アクセサリーに十分対応します。さらに、レンズ面にはマルチコートが施され、明るくクリアなイメージが得られます。

カーボン鏡筒:鏡筒には極めて強度の高いカーボンファイバーが採用されています。たわみがなく、無膨張の素材特性により、長時間露光時にも合焦の移動が無く、撮影鏡筒に最適の素材です。


厳格な光軸調整を可能にするため、副鏡にくわえ、接眼部のレベリングも可能な構造です。主鏡と副鏡の鏡間距離は出荷時に正確に調整され、筒外焦点位置など光学的仕様は一台ずつ厳格に調整されています。剛性が高く、寸法変化のほとんどないカーボン鏡筒に加え、全切削による信頼性の高い鏡筒構成部品により、いちど調整された光軸は、しっかりと保持されます。

筒先リング一体型スパイダー: 斜鏡スパイダーとフレームは無垢のアルミ材をCNC切削加工で削り出したモノ構造。強靱なカーボン鏡筒にしっかりと接地されます。これにより強固で安定した副鏡の保持が可能になり、観測、撮影でそのメリットは絶大です。もはやスパイダーは「吊り金具」ではありません。


重要:ご注文時にスパイダーの角度をご指定ください。
ODK鏡筒は、架台に取り付けた状態で鏡筒回転ができません。そのためカメラの左右/天地を、RA(赤径)/DEC(赤緯)に一致させると、輝星の発射線の角度がおのずと決まってしまいます。
スパイダーの方向をRA/DEC軸と平行にする(このページトップの鏡筒画像のスパイダーの角度)
 → プレートを下にして十字、構図の天地をDEC方向に合わせると輝星の発射線は十字。

スパイダーの方向をRA/DEC軸と45°交差にする(左画像のスパイダーの角度)
 → プレートを下にしてX字、構図の天地をDEC方向に合わせると輝星の発射線はX字。

特に指定がない場合、上記の2パターンのいずれかになります。

露よけフード(オプション): 鏡筒と同じカーボンチューブの軽量フード。副鏡セルが筒先に位置するため、副鏡が外気(高湿度)の影響を受けてまれに結露することがあります。フードを装着(着脱は1分!)することで、きわめて有効な結露対策になります。また、迷光防止の効果も併せ持ち、イメージングでのコントラスト向上効果も期待できます。

鏡筒プレート: 鏡筒には、架台に装着するダブテールプレート (ロスマンディ互換) と、鏡筒上部の平プレートが標準付属。それぞれ、リアセルと鏡筒バンドの下部・上部に固定されます(左画像)。

デュアルスピード接眼部: 10対1のデュアルスピード仕様。繰り出し量は30mm。フォトビジュアル用途を想定した仕様です。

ODKの優秀な光学系を最大限に引き出すため、より高品質な「ムーンライトCRLフォーカサー」をアップグレードオプション*で用意しています。

* 下蘭の「接眼部アップグレード」で詳述。

接眼部アップグレード:

オリジナル接眼部に比べ、精度、強度にすぐれたムーンライト社製CRLフォーカサー。観望では、2インチダイアゴナル(1 1/4"アダプター併用)を装着して、ほとんどのアイピースが使用できる合焦範囲を確保しています(繰り出し量38mm)。撮影では、モーターフォーカスオプションにより快適に実行できます。CRLフォーカサーの仕様はこちら。特製ベースプレートをはじめ、OKDの仕様に応じたモディファイを施し、鏡筒に装着してお届けします。

お得な接眼部アップグレードモデルもあります。詳しくは、お問い合わせください。
* 合焦方式(デュアルスピード or DCモーター/ステッパーモーター)をご指定ください。


スペック

ODK10

ODK12

ODK14

ODK16

ODK20

主鏡径

250mm

300mm

350mm

400mm

515mm

焦点距離

1700mm

2040mm

2380mm

2720mm

3400mm

F値

6.8

バックフランジ
(リアセル背面から焦点面まで)

213mm

218mm

210mm

216mm

255mm

鏡筒単体重量

約12Kg

約16Kg

約26Kg

約36Kg

約56Kg
(取り付けプレート含)

鏡筒径

300mm

350mm

400mm

450mm

-

鏡筒長

475mm

615mm

700mm

820mm

1180mm

鏡筒材質

多層カーボンファイバー

副鏡径

遮蔽率

110mm

44%

126mm

42%

136mm

38%

152mm

38%

199mm

38%

ミラーセル

アルミ合金プレートをCNC切削加工によるハニカム構造

フォーカサー

3インチクレイフォード式、10対1デュアルスピード

観測機材に応需

コレクター構成

3枚構成(マルチコート処理)

3枚構成(広帯域ARコート)
レンズ径75mm

平坦像面径(φ)

(光量グラフ)

50mm

グラフ

> 52mm

グラフ

> 52mm

グラフ

> 52mm

グラフ

> 52mm

グラフ

スポット径
 

(設計性能)

3.5μ(軸上)
6.2μ(リム)

スポット図

1.8μ(軸上)
5.6μ(リム)

スポット図

2.1μ(軸上)
5.6μ(リム)

スポット図

2.4μ(軸上)
6.0μ(リム)

スポット図

-
-

スポット図

イメージ範囲の結像性能

クーリング

主鏡セルに冷却ファン3個内蔵

架台取り付け

付属のダブテールプレート(ロスマンディー互換)による

搭載架台に応需

付属品

フロントキャップ、鏡筒バンド(1本)、ダブテールプレート、ブリッジプレート、2インチ接眼アダプター

オプション品
(詳細はお問い合わせください)

ファインダー、ムーンライトCRL接眼部(アップグレードオプション)

税込直販特価
(別途国内送料が必要です)

820,800

⇒ お見積

1,144,800

⇒ お見積

1,425,600

⇒ お見積

1,663,200

⇒ お見積

お見積

※ 税込直販特価: 全額前金になりますが、ご注文時のレートを反映させた価格 (最低価格保証) もあります。お問い合わせください。

※ 別途国内送料が必要です。



おすすめ自動導入マウント

ODK10(D=250mm,f.l=1700mm)

・ アイオプトロン iEQ45 Pro
・ アイオプトロン CEM60
・ ロスマンディー G11
・ タカハシ EM-200Temma2M

ODKは、英オライオン社では「フォト/ビジュアル望遠鏡」との位置づけていますが、直焦点撮影で使ってこそ、光学設計本来のメリットが享受できます。すなわち、諸収差が補正されたφ50mm超のイメージサークル有していることです。これは、35mmフルサイズのイメージセンサーをカバーする大きさです。おすすめマウントは、鏡筒の規模に対してワンランク上の赤道儀をあえて選択し、長焦点のODKで安定した撮影が行えることに主眼をおいています。ODK10はクラス最小の口径25センチとはいえ、充分に大口径機です!

iEQ45Pro : オーソドックスな構造で使い勝手がよく、自動導入機がはじめての方にもおすすめ。オプションの「延長ウエイトシャフト」を利用すればカウンターウエイトを軽減できます。
CEM60 : センターバランス構造により、自重の2倍を超える搭載重量を有し、移動観測の負担を軽減できるマウントです。iEQ45Pro同様、マイクロステップ駆動による高速自動導入赤道儀。きわめて静粛な駆動も特徴です。また、ウォームホイールとリンクした超高分解能エンコーダーを備え、ピリオディックエラー±0.5"以下を誇る「CEM60EC」も選べます。
G11 : 超々ジュラルミン切削による高剛性の本体と、タッチパネルによるわかりやすい操作感のジェミニ2を装備。ODK10を軽々と運用できるマウントです。

ODK12(D=300mm,f.l=2040mm)

・ アイオプトロン CEM60
・ ロスマンディー G11
・ ロスマンディー Titan

ODK12は、鏡筒単体で重量約16Kg。光学系のスケールに対してコンパクトなので、口径30センチの大口径機ながらも、マウントを含め、個人で移動観測が可能な質量に収まっています。条件のよい空の下で、大口径による迫力ある高分解能/広諧調イメージングにチャレンジできます。

CEM60 : 自重(12.3Kg)の2.2xの重量負荷が可能なCEM60は、大型機材の移動観測に大きなメリットをもたらします。特異なセンターバランス構造の外観に秘められた、大径の両軸シャフト、大口径ウォームホイールなど、重量級の機材を前提にした機械構造を擁しています。また、搭載機材への信号・電源ラインをマウント内経由で配線する「ケーブルマネジメント」システムが、快適なセットアップに役立ちます。
G11 : 上位機種Titanと同規格の三脚を標準装備し、充分な剛性感でODK12を活用できます。ジェミニ2コントローラはASCOM完全対応なので、さまざまな撮影制御システムを広く活用できる大きなメリットがあります。
Titan : AG12を観測所に据え付けて使用する目的に最適な大型赤道儀。設置環境に最適化して制作する特注ピラーがおすすめ。搭載能力に余裕があるので、抜群の剛性感にくわえ、サブ鏡筒の搭載など、自由度の高いシステム構築も楽しめます。

ODK14(D=350mm,f.l=2380mm)

ODK16(D=400mm,f.l=2720mm)

・ ロスマンディー Titan
・ スカイウォッチャー EQ8 GOTO

ODK14およびODK16は、観測所に据え付けて使用する望遠鏡です。したがって、既存の大型据え付け赤道儀へ「載せ替え」で検討される鏡筒かもしれません。ただし、古い赤道儀は、制御系に難があり、最新のオートガイダーに対応できないマウントもあります。しかも、制御系の改善に多額のコストをかけるより、赤道儀を買い替えたほうがリーズナブルだったりします。

Titan : 制御システムのジェミニ2は、最新の機能をもち、拡張性の高さにかけては最右翼のシステムといえます(Gemini2のページ)。設置には、観測室の形態にあわせて制作する「据え付け用特注ピラー」がおすすめ。充分な剛性を確保して巨砲ODKをドライブできます。